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節税は企業を潰す!?〜後編

 

前回のエントリーは、資金調達のためには自己資本が重要であるというお話

でした。

今回はそれが節税とどのような関係があるのかを解明していきましょう。

 

経営者であれば、誰でも節税は興味があるところですね。

もちろんそれが悪いわけではありません。

不必要な税金など1円たりとも支払う必要などありませんからね。

しかしそれも度を過ぎると、企業経営に悪影響を及ぼすことになります。

 

 

 

 

 

 

 

節税をするということは、納付する税金を減らすということですね。

それでは納付する税金はどのように計算するのでしょう?

所得税も法人税も、所得に対して課税されます。

簡単に言えば、利益に課税されるということです。

その税金を減らすということは、利益を減らすということにつながります。

中小企業において多く見られるのが、経費を増やすことで利益を少なくする
方法です。

この方法を使うと、確かに節税となります。

節税になるのは良いのですが、企業経営というものには波があります。

良いときもあれば悪いときも当然あるのです。

そして経営状態が悪化すると、当然それに伴って資金も不足します。

資金が不足すると、経営者は金融機関に融資を依頼することになります。

悲劇はこのときに起こります。

 

 

 

 

 

 

 

融資の依頼を受けた金融機関は、審査をするにあたりその企業に決算書の
提出を要請します。

一般的に直近のものから、2〜3期前のものまでを提出することになります。

ここで金融機関が目にする決算書は、節税のため利益がほとんど計上されて
いない決算書なのです。

利益が計上されていないということは、当然その利益の蓄積である利益剰余
金もほとんど無いことを意味します。

利益剰余金がほとんど無いということは、自己資本が少ないということを意
味するのです。

まさかこの状態で自己資本が充実している企業なんてあまり考えられません
からね。

ということは・・・

そうです、例のスコアリングに悪影響を及ぼすということになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん例外はあります。

金融庁が編纂している金融検査マニュアルというものがあります。

これには、金融庁が金融機関の貸し出し状況をチェックするときの項目が書かれています。

各金融機関は、この金融検査マニュアルに従って企業をスコアリングしていることになりますが、実は金融検査マニュアルには別冊があります。

この別冊には、中小企業への特例が載っているのです。

中小企業と大企業を同じレベルでスコアリングすることは適切ではないからです。

 

 

この特例のうち代表的なものとしては、中小企業の経営者からの借入金があります。

中小企業は、経営者からの借入金がある企業が多いのが特徴となります。

これは中小企業の場合、企業と経営者は一体であることがほとんどだからです。

そして、企業と経営者が一体であるということは、経営者から借りたお金には強制的な返済義務が存在しないことを意味します。

つまり、社長からの借入金は無いものとして見てくれるということになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

このように例外はあるものの、やはり基本は自己資本の充実が最重要ファクターとなります。

ということで、節税と融資の受けやすさは相反することとなるのです。

 

 

節税も良いですが、あまり度を過ぎると事業経営に支障を来すこともよくありますので、注意が必要ですね。

 

 

 

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節税は企業を潰す!?〜前編

 

前々回のエントリーで、自己資本についてはご理解いただけたことと思います。 

今日は一歩進んで、それがどのように経営に関係するのかを解説してみましょう。

 

 

自己資本とは財布の中身のうち、返済しなくてもいい部分だといいました。

このことから、自己資本比率が高い企業ほど外部に資金が流出しにくい構造となっていることがわかります。

借入金の返済をしなくてもいいからですね。

 

企業経営を左右するファクターのうちで、最も重要なものの一つが資金繰りです。

企業経営はお金が回らなくなった時点で、ゲームオーバー。

どんなに利益が出ていても、倒産することになります。

倒産を免れるためには、どこかから資金を調達してくる必要がありますね。

この資金調達の方法は4つあります。

順番に見ていきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆売上代金の回収

  現金商売の場合は、単純に売上高を伸ばすことが資金調達に直結します。

  それ以外の場合は、売掛債権を回収することがこれに該当します。

  商品を販売すると、通常は利益が生じます。

  しかし代金を回収しなければ、その利益は絵に描いた餅でしかありません。

  それでは、どうすれば効率的に売掛債権を回収できるのでしょう?

  一つの方法は、回収サイトを短縮することです。

  つまりお得意様に掛け合って、商品を販売してから代金を回収するまでの

  期間を短くしてもらう方法です。

  しかし書くのは簡単ですが、なかなかこれは難しいですね。

  ですからはじめに契約するときから、資金の流れを考えて回収サイトを決

  める必要があるのです。

  二つ目の方法は、売掛金の流動化

  これには売掛金を担保にお金を借りる方法と売掛金そのものを買い取って

  もらう方法があります。

  もっとも身近な例では、クレジットカードがありますね。

  これは商品の売掛債権をクレジットカード会社に売却する方法です。

  また貿易の世界では、昔からL/C(信用状)を用いた取引が行われていま

  す。

  医院経営においても、国から支払われる診療報酬を事前に買い取る企業が

  出てきました。

  このような方法をとることで、本来であれば数ヶ月先でなければ入金され

  なかった売上代金を早期に回収することが可能となります。

 

 

◆経費削減

  経費を削減すると、当然ですが出ていくお金は減りますね。

  ネガティブな方法ではありますが、案外効果の上がる方法でもあります。

  欠点は、即効性がないということ。

  経営が悪化してから経費削減を言い出す人が多いですが、これは間に合わ

  ないことがほとんどです。

  経費削減で残る資金はさほど多くありませんから。

  長い目で見て経営を安定させていくときに用いる手法です。 

 

 

増資

  これは出資を募って資金を調達する方法です。

  中堅クラス以上の企業であれば有効な方法ですが、中小企業に出資してく

  れる人はほとんどいないでしょう。

 

 

融資

  ということで、結局ここに落ち着くわけです。

  やはり企業経営に当たっては、融資は資金調達の手段として必要不可欠

  だと言っても過言ではないでしょう。

  たまに無借金経営の企業を見ますが、まれです。

  ここでの大きな問題は、貸してもらえるかどうかに尽きます。

  借りたくても貸してもらえないケースもたくさんあるのです。

  

 

 

 

 

 

 

 

このように資金調達の手段はいくつかあるものの、やはり融資が最も重要な手段となるでしょう。

このように経営者にとって気になる融資ですが、ほとんどの経営者が大きな勘違いをしているのも、この融資だったりします。

 

 

 

 

 

銀行はお金を貸すのが商売だ!

 

 

 

 

って思ってませんか?

 

このように考えているとすれば、それは大きな勘違いです。

 

 

 

 

 

銀行は利息を得るのが商売!

 

 

 

 

です。

厳密には融資利息収入と預金利息支出の利ざやで稼いでいるのが銀行業務です。

つまり利息収入を得る手段として融資があるのです。

何が言いたいかというと、利息収入を得るためには貸し倒れの危険性のある企業には融資できないということなのです。

この単純な理論がわかっていない経営者が多いですね。

頭では理解しているのでしょうが、本当にはわかっていません。

その証拠に、金融機関から融資を断られたら怒っていますから。

怒りの矛先は、金融機関にではなくて自分の経営に向けるべきなのです。

 

 

とはいえ、やはり融資を受けられなくなると経営にも多大な影響が出ます。

それであれば、金融機関が融資したくなるような企業になればいいんです。

『えっ?そんな方法があるの?』

もちろんあります。

ありますが、マジックではありませんので一朝一夕には事は運びません。

普段からの経営方針が問われる事になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

金融機関が企業に融資するかどうかを判断する際に重要視する項目として、スコアリング(格付け)があります。

これは毎期の決算書をベースに各企業のスコアが定められ、これを大前提として融資の可否が決定されます。

ということは、このスコアリングが良くなるような決算書を提出すればいいということになりますね。

昔はこの判断はすべて人が手作業でやっていましたが、最近ではソフトに入力すれば即結果がはじき出されるようになっています。

このソフトがどこを見ているかがわかれば、スコアリングが改善されることになります。

 

 

 

 

このスコアリングソフトが最重要ファクターの一つとして認識するものが、自己資本なのです。

 

 

 

やっと本題にたどり着きましたね。

このように融資を受ける際には自己資本が重要であることはわかったと思います。

それでは、それが節税とどのような関係があるかわかりますか?

その答えは次回に明らかとなります。

みなさんもちょっと考えてみてくださいね。

 

 

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自己資本比率と財布の中身

 

日経新聞を読んでいると、この自己資本比率という言葉がよく出てきます。

自己資本比率って、いったいどのようなものでしょう?

いったい何を表すものなのでしょうか?

 

 

その前に自己資本について説明しましょう。

 

たとえばAさんは今、財布に10万円持っているとします。

この10万円はAさん自身のものですから、何に使おうと自由だし、誰からも返せと言われるものではありません。

 

この10万円を自己資本(純資産)といいます。

 

次に、Aさんは友人から100万円を借りました。

当然ですが、この100万円は将来返さなければなりませんね。

これを負債(他人資本)と呼びます。

他人資本というのは、経営資本のうち他人から借りたものというイメージでとらえてください。

 

ということは、純資産と負債の合計は110万円となりますよね。

 

この合計110万円を総資本と呼びます。

 

ここまでは大丈夫ですか?

それでは次に自己資本比率に行きますね。

 

 

 

 

 

  

 

 

自己資本比率とは、総資本のうちに自己資本が占める割合のことです。

簡単に言えば、財布の中身のうち、いくらが自分のお金なのかということです。

算式では次のようになります。

 

 

 

 

自己資本(純資産)÷総資本(負債+純資産)×100

 

((自分のお金÷財布の中身)×100)

 

 

 

Aさんの例では、10万円(自己資本)÷110万円(総資本)×100%=9%となります。

 

 

 

この割合が何を意味するのかを解説してみましょう。

まずは算式の分母をご覧ください。

総資本(負債+純資産)というのは、企業が経営をするに当たって外部から調達した資金の総額を指します。

簡単に言うと、財布の中身だと思ってください。

財布の中には自分のお金もあれば借りてきたお金もあります。

その全額が総資本だと考えてもらえればイメージできると思います。

 

 

その財布の中身のうち、自分のおかねの割合を示したものが自己資本比率です。

つまり、自己資本比率とはすべてのおかねのうちで将来返済しなくても良いものの割合だということですね。

 

 

もうおわかりだと思いますが、この自己資本比率は高ければ高いほど企業の経営が安定しているということになります。

自分自身のお金の割合が大きいということは、景気の下降局面において資金が不足する可能性が低いということになります。

一言で言うと、倒産しにくい企業であるということですね。

 

   

ここまでは大丈夫ですか?

 

それではもう少し踏み込んでみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Aさんは今、自分のお金10万円と借りてきたお金100万円の合計110万円のお金を持っています。

そこでAさんは株式投資の勉強をしようと思って、ある株式に50万円を投資しました。

 

この場合のAさんの自己資本比率を考えてみましょう。

算式は『自己資本÷総資本×100』でしたね。

この場合の自己資本はどうなるでしょうか?

もちろん10万円ですね。

株式を購入したとしても、別に自分の財産が減少したわけではないからです。

そして総資本は110万円ですね。

ということで、自己資本比率は先ほどと同じ9%となります。

このように何らかの資産を購入しただけでは自己資本は変化しないのです。

 

 

いいですか、先に進みますよ。

 

 

ところが昨今の不況のあおりをくらい、この会社の株価が大きく下落してしまいました。

現在10万円の株価をつけていますが、当面回復は見込めそうにありません。

 

この場合のAさんの自己資本比率はどうなるでしょうか?

総資本は変わらず110万円ですね。

それでは自己資本はどうでしょうか?

株式を購入した以外は何にも使ってはいません。

それでは自己資本も10万円のままなのでしょうか?

 

 

実はここで大きな問題があるのです。

購入した株式の時価が下がっており、回復が見込めない状態だということは、実質的にAさんの財産は減少していると考えられます。

この場合、Aさんはこれを自己資本に反映させなければならないのです。

 

つまりこの場合の自己資本は次のようになります。

10万円ー(50万円ー10万円)=△30万円

自己資本、つまり自分の財産がマイナスとなってしまいました。

これは総資本(全財産)よりも他人資本(負債)の方が多いことを意味します。

この状態を債務超過と呼びます。

 

いかがですか、何もしていないのに自己資本比率(Aさんの安全性)9%から一気に債務超過に転落してしまいました。

これが自己資本比率の恐ろしいところなのです。

 

それでは、これが企業経営にどのような影響を及ぼすのかを、次回解説してみましょう。

 

 

 

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粉飾と脱税、どっちが悪い?

 

もちろんどっちも悪いことに違いはありません。

粉飾とは、事実を仮装・隠蔽して決算書をよりよく見せようとする行為のことです。

脱税とは、事実を仮装・隠蔽して税金を違法に減少させようとする行為のことです。

脱税と節税との違いは、もちろん違法か適法かにあります。

それでは、租税回避行為ってなんでしょう?

 

 

 

 

 

 

租税回避行為とは、その行為自体は税法に則った適法なものであるが、その税法規定の立法趣旨にそぐわない行為のことを指します。 

要は、『そんな使い方しないで欲しいんだけど!』ってのが租税回避行為と呼ばれるものなのですね。

 

 

グレーゾーンと呼ばれるものは、本来はこれを指します。

ちまたで言われるところのグレーゾーンとは、『見解の相違』などと呼ばれていますが、この大半は立法趣旨レベルの話ではありません。

税理士と調査官のどちらかが無茶を言っているケースがほとんどです。

非常に高次元な駆け引きの結果、どちらかが折れる場合に使う言葉だったりします。

この非常に高次元な駆け引きには、『なんとかしてくれ!』とか『いや、上役がうるさくて・・・』などの会話が秘密裏で行われます。

 

 

 

 

 

 

さて本題に戻りますが、それでは粉飾と脱税を比較した場合、どちらがより悪質なのでしょう?

脱税を見てみると、比較的規模が小さい場合は直接の相手先は税務署(国)です。

大局的に見ると、一人の納税者の脱税は社会の全構成員である国民全体に影響を及ぼすとも考えられますが、それでも直接の影響は薄くなります。

そして脱税が発覚した場合、比較的規模が小さい場合は本来の納税額+加算税(罰科金のようなもの)を納付すれば終了します。

感覚的には交通反則金のようなものですね。

規模が大きくなれば、法人税法違反で懲役なんて事もあります。

これは社会に与える影響が大きいからですね。

 

 

これに対し粉飾はどうでしょう?

比較的規模が小さい場合でも、間違いなく金融機関や取引先など、自分の周りの人たちを直接巻き込みます。

ある企業が倒産した場合、その企業からお金を払ってもらえなくなった取引先の企業を巻き込んで倒産させてしまうこともあります。

これを連鎖倒産といいます。

自分の責任ではなく、他人の倒産のあおりを受けて共倒れさせられるのですから、たまったものではありませんね。

さらには倒産が多くなると、金融機関の融資利率が引き上げられることもあります。

融資利率には、倒産によって回収できなくなる可能性に対する保険的要素も含まれるからです。

銀行金利よりも消費者金融の方が高利であるのは、これが理由です。

消費者金融の方が倒産リスクが高まるからですね。

 

また連鎖倒産を引き起こしたり、取引先企業の業績を悪化させることに繋がりますから、これらの企業が本来であれば納付するはずだった税金も減少させてしまいます。

 

 

このように、脱税と粉飾を比較した場合、粉飾の方が社会に直接与える影響が大きいのです。

最も好きこのんで粉飾する人はいないでしょう。

粉飾は、経営悪化に起因すると言い切っても過言ではありません。

経営悪化の引き金はどこにあるかと言えば、実は脱税だったりもするのです。

この話は、まだ後日。

 

 

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税金の無くなった世界とは?

 

税金の無くなった世界とは、いったいどんな世界になるんでしょう?

タックスヘイブンの名の通り、天国のような世界でしょうか?

 

すぐに思いつくのは、公共サービスがすべて有料化されるということですね。

警察で道を聞こうと思ったら、料金を請求されることになります。

交通事故で救急車を呼ぼうにも、お金が無ければ呼べません。

道路も整備されずに放置されますので、穴だらけになるでしょう。

ゴミの回収も有料化されますが、お金を払うのがイヤな人はそこら中にゴミを捨てっぱなしにするでしょう。

もちろんそれを咎める人もいなくなります。

 

 

 

 

 

 

それだけではありません。

公務員達もいなくなりますから、国会が開催されなくなります。

こうなると政治を司る人が誰もいなくなります。

法律もなくなりますので、誰も法を守らなくなります。

誰も法を守らなくなると、力の強い人が台頭するようになります。

腕っ節だけがものをいう世界が到来することになります。

 

まさに弱肉強食、ジャイアンが王様であるかのような世界が到来するのです。

絶対君主国家の復活ですね。

(ご存じの方は、北斗の拳を想像してみてください。あんな世界です。)

 

 

 

 

 

 

さて、こうなると彼ら絶対君主は民衆に何を求めるようになるでしょう?

そうです、みつぎものですね。

みつぎものは絶対君主の気分で多くも少なくもなります。

そしてみつぎものを納めない者は、見せしめのために処刑されるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

ところでこのみつぎものって、結局は税金と同じじゃありませんか?

税金の無くなった世界になったはずなのに、税金より苦しいみつぎものを求められるようになるんですね。

 

このように、税金は秩序そのものだったりします。

税金があるからこそ、わたしたちは安心して日々暮らしていくことが出来るのですね。

 

そう考えると、税金もあながち悪いものじゃないでしょ?

 

 

 

 

 

もうお気づきの方も多いかと思いますが、問題は税金そのものではなくて、税金の使われ方なのです。

そろそろ衆議院の総選挙が行われますね。

わたしたちの税金を、誰が最も正しく使ってくれるのか、今一度考えてみる必要がありそうです。

 

 

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お金は増やしても貯まらない!?

 

資金繰りは、企業経営における永遠のテーマですね。 

 

であるにもかかわらず、あまりにも多くの経営者が放置しているのも、またこの資金繰りなのです。

 

資金繰りってなんでしょう?

 

改めてこう聞かれると、答えに詰まるのではないでしょうか?

 

資金繰りとは、

 

 

 

明日以降のお金を見張ること

 

 

 

を言います。

 

そして明日以降、最低でも3ヶ月、出来れば1年先のお金を見張ることが出来れば、企業の資金繰りは飛躍的に楽になるでしょう。

 

そのためには、明日以降の支払予定を管理するところからはじめます。

 

なぜならば、支払予定というものはかなり先まで確定していることが多いからです。

 

企業とりわけ中小企業にとって最も資金繰りを圧迫するものは三つあります。

 

一つ目は借入金の返済。

二つ目は家賃やリース料の支払い。

三つ目は税金の支払いです。

 

そしてこの3つは、ほとんどの場合1年先まで確定しています。

 

税金についても、納税額は別として納付期限は決まっています。

 

つまりいつその支払いをしなければならないかは、早い時期から確定しているということなのです。

 

これ以外にも1年先まで確定しているものは、たくさんあります。

 

予定納税・自動車税・車検・保険・給料・賞与・源泉税・市府民税・・・

 

このように、支払額はともかく支払時期が確定しているものは、その時期が来れば必ず支払わなければならないものです。

 

そうであれば、早い時期からそのための資金を確保しておく必要があるということですね。

 

 

 

この管理が出来ていない企業がほとんどなのです。

  

 

 

そうなると、支払の通知書や請求書が届いてから金策をしなければならなくなります。

 

 

お金を管理する技術やお金を貯める技術に王道はありません。

 

増やす技術は別として、貯めるには地道な努力しかないのです。

 

間違えて欲しくないのは、増やすだけでは貯まらないってことです。

 

是非みなさんは、貯める技術を身につけてくださいね!

 

えっ?「貯める技術ってなんだ?」ですって?

 

貯める技術とは、出る金を制することだけです。

 

実は、これこそが資金繰りそのものなんですよ。

 

資金繰りがきちんと出来ている企業は、お金が貯まります。

 

これでお金が貯まらないのであれば、出る金を制しきれていないのです。

 

そんな経営者の決まり文句「いるものは仕方ないじゃないか!」

 

「仕方ない」じゃ出る金を制しきれていませんよね!

 

 

 

資金繰りを制する者はお金を制する!

 

 

 

もしかしたら、これがお金を貯める王道なのかもしれませんね。

 

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決算書占い〜倒産に向かう会社の決算書

 

人は、お金の使い方に性格が表れます。

高級外車を乗り回し、身なりも一流のブランドで固めている人は、やはり普段の生活も派手です。

その一方で、お金があるにも関わらず中古の国産車に乗り、身なりも清潔ではあるものの決して高級なものを纏わない人もいます。

 

企業、とりわけ中小企業では、その方針は社長が握っていることが多いようです。

ということは、その企業におけるお金の使い方は、その社長の考え方を色濃く反映することになります。

企業におけるお金の使い方とは、経営方針と言い換えることもできます。

企業は経営方針に従って、設備投資をしたり蓄財をしたりするからです。

 

企業におけるお金の使い方を一覧表にしたものが、決算書となります。

ということは、決算書を見ればその企業の経営方針が見えてくるということですね。

これは、その企業の社長の正確が見えてくることと同じなのです。

 

つまり、決算書を見ればその企業の将来を占えるということになります。

 

 

 

 

 

こんな決算書を考えてみましょう。

社員は社長と3人のスタッフです。

現預金はそれほど多くはありません。

売掛金は年間売上高の2ヶ月程度と平均的です。

業種はサービス業のため、在庫はありません。

固定資産として自社ビルがあります。

もちろん敷地も自社の所有です。

車両運搬具は1000万円を超えています。

投資その他の資産には、保険積立金があります。

 

負債には借入金が目立ちます。

自社ビルを建てるときに銀行から借りたためです。

自動車もローンのため、未払金が計上されています。

社長からの借入金はありません。

 

損益計算書では、売上高と売上総利益は多く計上されています。

売上総利益の50%程度は人件費で占められています。

総人件費の1/3は役員報酬となっています。

費用で目立つのは、保険料・消耗品費・旅費交通費・交際費などです。

銀行からの借入金が多いため、支払利息も多くなっています。

税引前当期純利益は、売上高の20%となっています。

 

 

 

 

この決算書からは何が見えるでしょうか?

現預金が多くないということですが、ここからは三つの原因が考えられます。

一つは業績が悪いため資金繰りが悪化しているという可能性。

二つ目は節税目的で費用を支出しているという可能性。

三つ目は借入金の返済に追われているという可能性です。

売上高と売上総利益は多いということから、業績は悪くないはずです。

ここから、この企業の社長は積極的に節税をしていると考えられます。

さらに、借入金が多いことから返済に追われている可能性もあります。

 

 

次に自社ビルがあるというところに着目します。

設備投資は売上に反映するものでなければ意味がありません。

この企業はサービス業ということなので、基本的に自社ビルは必要ありません。

つまり自社ビルの土地建物は不必要な資産である可能性が高くなります。

ここで、先ほどの現預金が少ないという点にも着目してみます。

税引前当期純利益が売上高の20%もあるにもかかわらず、現預金が少ないということは、やはり資金が借入金の返済で食われていることを意味します。

ここからもこの自社ビルが収益計上に役立ってはいないことが伺えます。

 

 

車両運搬具が1000万円を超えているということは、台数が多いのか、1台あたりの価格が高いのかのどちらかです。

いずれにしてもローンで購入しているということは、資金繰りが良くないことを意味します。

必要性の乏しい自社ビルを有しているところから、おそらくこの社長は自己顕示欲が強いのではないかという予測ができます。

そういう見方をすると、損益計算書での交際費が多いことも納得できます。

こういう社長の場合、一台あたりの価格が高い車両を購入しているケースが多いようです。

旅費交通費が多いのは、移動にもっぱらこの自動車を使用しているため、ガソリン代や高速代、駐車料金がかさんでいることを意味します。

 

 

保険積立金が存在し、保険料が多いところから、節税目的の保険に加入していることが考えられます。

現預金も多くないようですから、やはりこの社長は熱心に節税に取り組んでいるようです。

消耗品費が多いところからも、この傾向が見られます。

10万円未満の備品は減価償却の対象とはならないため、全額費用となるからです。

 

 

 

 

 

 

さて、ざっと見てきましたが、この企業の将来はどのように見えますか?

積極的に節税に取り組むのは良いのですが、社内の留保利益が少なければ、いつまで経っても信用はつきません。

こうなると、いつ銀行がお金を貸してくれなくなってもおかしくはないのです。

返済が滞る可能性が高くなってくるからです。

このようなときのためには、社長の役員報酬の一部を貯めておき、資金繰りが悪化したときにはこれを利用するようにするものです。

しかしこの企業、社長からの借入金はありませんでした。

ここから、この社長は役員報酬を使い切っていることが考えられます。

役員報酬を使い切る場合、最も多いパターンは住宅ローンです。

比較的多い売上総利益の50%が人件費であり、そのうちの1/3が役員報酬ということですから、相当な金額であることになります。

ここから、この社長はプライベートでも派手な生活をしていることが想像できます。

 

このような決算書から見えるのは、近い将来業績が悪化したときに、一気に倒産街道を突き進むことになることです。

まずはじめに自社ビル分の銀行借入金が返済できなくなります。

業績が良いときでさえぎりぎりの資金繰りだったのですから、当然ですね。

こういう場合、通常であれば役員報酬を減額してしのぐのですが、住宅ローンがある場合にはこれができなくなります。

こうなると、社長は自社ビルと自宅を守るために、周りの取引先に迷惑をかけるようになります。

外注先には、単価を下げろといいます。

銀行には、借入金の返済額を下げろといいます。

スタッフの給料を下げようとします。

さらにはスタッフを減らそうとまでしはじめます。

 

このような社長を、誰が応援しようと思うでしょう?

誰が力になってやろうと考えるでしょうか?

 

こうして下り坂を転がるように倒産への道を走り出すようになるのです。 

 

 

大切なのは、必要のない設備投資はしないということ。

万が一の時の事を頭に入れて、常に余剰資金を持ちながら経営することが必要なのです。

企業は、お金が無くなれば倒産するしかありません。

しっかりと資金繰りを身につけることが最も重要なのです。

 

  

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ヤフオクの会計学

 

前回までで、ヤフオク一つとっても会計的には非常に奥が深いことがおわかり頂けたかと思います。 

今回は、ヤフオクを通じて会計学を見ていきましょう。

 

前回のエントリーで、ショップと個人の違いについてお話ししました。

個人でヤフオクに出品する人の多くは、その商品が不要になったからという理由が多いということを、テレビゲームの例で説明しました。

長い時間並んで購入したゲームソフトは、会計的に見ると仕入原価が高くついているためヤフオクで売ったとしても利益は見込めないということでしたね。

 

一方ショップの方は、同じゲームソフトでも大量に購入することでゲームソフト1個あたりの仕入原価を下げることが出来るということでした。

 

 

それでは両者を比較してみましょう。

ヤフオクという全く同じ場所で、個人が売った場合とショップが売った場合とでは、ゲームソフト1個あたりの売上高は変わるでしょうか?

同じ時期に同じソフトを売ったとしたら、1個あたりの売上高は同じとなります。

 

これはいいですよね?

 

次に粗利を考えてみましょう。

粗利について詳しく知りたい方は、Vol.1 ヤフオクってホントに儲かるの?をご覧くださいね。

粗利とは<粗利=売上高ー売上原価(仕入高)>というものでした。

それではヤフオクという全く同じ場所で、個人が売った場合とショップが売った場合とでは、ゲームソフト1個あたりの粗利もおなじでしょうか?

 

 

 

違いましたよねっ!!

 

 

個人が売った場合には大赤字でしたが、ショップが売った場合には黒字となりました。

 

これが原価管理というものなのです。

 

原価管理とは管理会計における概念ですが、最近はやりの変動費にまつわる話は、これを複雑にしたものとなります。

ともかく難しいことは抜きにして『原価意識を持て』という言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか。

上司からイヤというほど聞かされた人も多いのではありませんか?

 

ここから見えることは、経営において大変重要なのです。

つまり

 

 

 

売上を追うな、利益を追え!

 

 

 

ということです。

ヤフオクの例で見たとおり、売上高は同じでも原価意識がなければ赤字になってしまうところを、原価意識があれば黒字に転化できるのです。

 

いかがですか?

最近は売上至上主義の企業も減ってきましたが、それでもまだまだ売上高にとらわれている企業が多いと感じます。

今一度、会計の基本に立ち返ってみてはいかがでしょうか?

 

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Vol.5 ヤフオクってホントに儲かるの?

 

前回まで見てきたところによると、ヤフオクってそれほど儲かる訳じゃなさそうですね。

それじゃどうしてあれほどたくさんの人が出品しているんでしょうか?

その理由はいくつかありますが、最も多いものはリサイクルでしょう。

つまり、自分が使っていたものが不要になったためリサイクルに出すというものが一番多いでしょうね。

このリサイクルの考え方からすると、前回まで見てきたゲームソフトも大損ということではなくなります。

なぜだかわかりますよね?

そうです、自分で利用したからです。

 

自分がそのゲームをしたかったからこそ、何時間も並んで購入したわけです。

ということは、この時間に対する人件費相当額というものは、まだ誰もやっていないゲームを体験したという満足感で相殺されることになります。

ゲームソフトというものはそのゲームをやり終えると、その人にとっての価値は著しく低くなるものです。

中にはすでに必要なくなったと感じる人もいるでしょう。

その必要の無くなったソフトをヤフオクで売却することが出来るからこそ、そこに価値を見いだすのです。

この場合は必ずしも損をしたとは感じません。

逆に得したと感じる人もいるでしょう。

 

これはこのように考えることが出来ます。

5,000円のゲームソフトであれば、そのゲームを楽しもうと思えば5,000円を支払わなければならないわけです。

しかしこのソフトが6,000円で売れたということは、あなたは無料でゲームを楽しんだ上に1,000円儲けたことになりますよね。

このようにゲームを楽しんだ感覚というお金に換算できないものがあるため、会計では捉えにくくなるのです。

 

 

 

それではショップが出品している場合はどうなのでしょう?

この場合はやはり大損をしていることに気づいていないのでしょうか?

いいえ、そんなはずはありませんよね。

ショップが出品している場合は、次のようなことが考えられます。

 

 

 

 

 

☆ちょっと想像してみてください☆

  

 

あなたは2週間前に5,000円で購入したテレビゲームソフトをヤフオクで出品しました。

このソフトを購入するにあたって、ショップまでの交通費が往復1,000円かかりました。

人気ソフトだったため、家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。

なお出品するにあたって電気代や通信費などで500円かかりました。

市場で品薄ということもあり、最終落札価格が6,000円となりました。

あなたの儲けはいくらですか?

 

 

 

 

 

1本5,000円のゲームソフトを8時間かけて並んで購入したのであれば、このゲームソフトを購入するために使ったお金は

<(5,000円+1,000円+500円+15,000円=21,500円>

となりますね。

この場合はこのゲームソフト1本あたりの購入価格は21,500円だということになります。

この計算式がわからない方は、前回のエントリーを再度チェックしてみて下さいね。

 

それではショップがこのソフトを20本購入したとしたら・・・。

ソフト1本あたりの購入に使ったお金(これを会計用語では仕入原価といいます)はいくらでしょう?

次のように計算します。

<(5,000円×20本)+(1,000円+500円+15,000円)=116,500円>

この算式の重要な部分は、ソフトを1本購入する場合も20本購入する場合も、使った交通費や人件費などは変わらないという部分です。

そりゃそうですよね!

<116,500円÷20本=5,825円>

これがソフト1本あたりの仕入原価となるのです。

いかがですか?

このソフトを6,000円で売ったらどうなります?

そう! 1本あたり175円の利益となりますね。

20本では3,500円の儲けがっ!

 

 

 

ショップがヤフオクに出品する場合は、このようにして仕入原価を少なくする工夫をしているのです。

今回お話しした内容は、実は非常に重要です。

それでは次回、今回の内容を元にして会計学を考えてみましょう!

 

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Vol.4 ヤフオクってホントに儲かるの?

 

Vol.1〜Vol.3で<売上高>から<営業利益>までを解説しました。

ここで一度タイトルに戻って、「ヤフオクってほんとに儲かるのか」を考えてみましょう。

 

 

 

 

 

☆ちょっと想像してみてください☆

 

 

あなたは2週間前に5,000円で購入したテレビゲームソフトをヤフオクで出品しました。

人気ソフトだったため行列が出来ており、家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。

市場で品薄ということもあり、最終落札価格が6,000円となりました。

あなたの儲けはいくらですか?

 

 

 

 

 

これはすぐにわかりますよね?

<6,000円−5,000円=1,000円>です。

でも、あなたは本当に1,000円儲かったのでしょうか?

この1,000円というのは<粗利>に相当するものですよね。

<粗利>には購入代価に含まれるものがありました。

そうです、付随費用です。

あなたはソフトを購入するにあたって、何か付随費用を支払いませんでしたか?

 

 

 

 

 

☆ちょっと想像してみてください☆

  

 

あなたは2週間前にに5,000円で購入したテレビゲームソフトをヤフオクで出品しました。

このソフトを購入するにあたって、ショップまでの交通費が往復1,000円かかりました。

人気ソフトだったため行列が出来ており、家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。

市場で品薄ということもあり、最終落札価格が6,000円となりました。

あなたの儲けはいくらですか?

 

 

 

 

 

こんなケースは普通ですよね。

それではこの場合の儲けについてみてみましょう。

<6,000円−(5,000円+1,000円)=0円>

利益は0円となってしまいました。

これでは儲かったとはいえませんね。

「損してないから、まぁいいか」ですって?

ホントですか?

ホントに損してませんか?

もう少しつっこんで<営業利益>はどうなのかを考えてみてください。

<営業利益>とは<粗利>から<販売にかかった費用を差し引いたもの>でした。

あなたは出品するときに何か費用がかかっていませんか?

 

 

 

 

 

☆ちょっと想像してみてください☆

  

 

あなたは2週間前に5,000円で購入したテレビゲームソフトをヤフオクで出品しました。

このソフトを購入するにあたって、ショップまでの交通費が往復1,000円かかりました。

人気ソフトだったため行列が出来ており、家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。

なお出品するにあたって電気代や通信費などで500円かかりました。

市場で品薄ということもあり、最終落札価格が6,000円となりました。

あなたの儲けはいくらですか?

 

 

 

 

 

これだといかがですか?

これは机上の理屈ではなく、実際に必要な費用ですよね。

はたしてあなたは儲かったのでしょうか?

<6,000円−(5,000円+1,000円−500円=△500円>

(会計では−を△と表示します)

 

 

 

もしも〜しっ! 損してますよ〜っ!!

 

 

 

儲かるどころか損してしまいました。

 

 

それではもう一歩つっこんでみましょう。

今から説明する部分は、会計センスの乏しい新米サラリーマンが陥りやすいところですから、しっかりついてきてくださいね。

 

 

 

 

 

☆ちょっと想像してみてください☆

  

 

あなたは2週間前に5,000円で購入したテレビゲームソフトをヤフオクで出品しました。

このソフトを購入するにあたって、ショップまでの交通費が往復1,000円かかりました。

人気ソフトだったため、家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。

なお出品するにあたって電気代や通信費などで500円かかりました。

市場で品薄ということもあり、最終落札価格が6,000円となりました。

あなたの儲けはいくらですか?

 

 

 

 

 

「あれ?どこが変わったの?」

そうです、どこも変わってはいません。

変わってはいませんが、今まで着目していなかった部分があります。

 

<人気ソフトでしたから家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。>

 

この部分です。

はじめからこの部分に気がついていた方は、かなりの会計センスの持ち主です。

実はこの部分に最も重要なポイントが隠されていたのです。

 

 

あなたは8時間もかけてソフトを購入したんです。

この8時間に相当するあなたの時給は、いったいいくらになるのでしょう?

8時間ということは、ほぼあなたの日給に相当します。

仮にひと月の固定給が30万円で、出社日数が20日だったとしましょう。

<30万円÷20日=15,000円>

つまりあなたの8時間に相当する時給は15,000円となります。

これも経費ですよね?

となると儲けはどうなるでしょう?

<6,000円−(5,000円+1,000円)−(500円+15,000円)=△15,500円>

儲かるどころか大損だということがわかります。

 

 

いかがですか?

ヤフオクって思ったほど儲かりませんね。

それじゃヤフオクに出品している人たちはみんなわざわざ大損するためにやっているんでしょうか?

中にはショップが出品しているケースもあります。

このお店は損するためにヤフオクに出品しているんでしょうか?

そんなはずありませんよね。

それじゃ、どこに秘密が隠されているのでしょう?

 

次回までに、あなたも考えてみてくださいねっ!

 


 

 

 

【キャリアアップの会計センス】

 

   

  ●儲けを判断するには<粗利>ではなく<営業利益>で!

 

  ●見えない費用にも注意しよう!

 

 

 


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