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Vol.5 ヤフオクってホントに儲かるの?

 

前回まで見てきたところによると、ヤフオクってそれほど儲かる訳じゃなさそうですね。

それじゃどうしてあれほどたくさんの人が出品しているんでしょうか?

その理由はいくつかありますが、最も多いものはリサイクルでしょう。

つまり、自分が使っていたものが不要になったためリサイクルに出すというものが一番多いでしょうね。

このリサイクルの考え方からすると、前回まで見てきたゲームソフトも大損ということではなくなります。

なぜだかわかりますよね?

そうです、自分で利用したからです。

 

自分がそのゲームをしたかったからこそ、何時間も並んで購入したわけです。

ということは、この時間に対する人件費相当額というものは、まだ誰もやっていないゲームを体験したという満足感で相殺されることになります。

ゲームソフトというものはそのゲームをやり終えると、その人にとっての価値は著しく低くなるものです。

中にはすでに必要なくなったと感じる人もいるでしょう。

その必要の無くなったソフトをヤフオクで売却することが出来るからこそ、そこに価値を見いだすのです。

この場合は必ずしも損をしたとは感じません。

逆に得したと感じる人もいるでしょう。

 

これはこのように考えることが出来ます。

5,000円のゲームソフトであれば、そのゲームを楽しもうと思えば5,000円を支払わなければならないわけです。

しかしこのソフトが6,000円で売れたということは、あなたは無料でゲームを楽しんだ上に1,000円儲けたことになりますよね。

このようにゲームを楽しんだ感覚というお金に換算できないものがあるため、会計では捉えにくくなるのです。

 

 

 

それではショップが出品している場合はどうなのでしょう?

この場合はやはり大損をしていることに気づいていないのでしょうか?

いいえ、そんなはずはありませんよね。

ショップが出品している場合は、次のようなことが考えられます。

 

 

 

 

 

☆ちょっと想像してみてください☆

  

 

あなたは2週間前に5,000円で購入したテレビゲームソフトをヤフオクで出品しました。

このソフトを購入するにあたって、ショップまでの交通費が往復1,000円かかりました。

人気ソフトだったため、家を出てからソフトを購入して戻ってくるまでに、実に8時間を要しました。

なお出品するにあたって電気代や通信費などで500円かかりました。

市場で品薄ということもあり、最終落札価格が6,000円となりました。

あなたの儲けはいくらですか?

 

 

 

 

 

1本5,000円のゲームソフトを8時間かけて並んで購入したのであれば、このゲームソフトを購入するために使ったお金は

<(5,000円+1,000円+500円+15,000円=21,500円>

となりますね。

この場合はこのゲームソフト1本あたりの購入価格は21,500円だということになります。

この計算式がわからない方は、前回のエントリーを再度チェックしてみて下さいね。

 

それではショップがこのソフトを20本購入したとしたら・・・。

ソフト1本あたりの購入に使ったお金(これを会計用語では仕入原価といいます)はいくらでしょう?

次のように計算します。

<(5,000円×20本)+(1,000円+500円+15,000円)=116,500円>

この算式の重要な部分は、ソフトを1本購入する場合も20本購入する場合も、使った交通費や人件費などは変わらないという部分です。

そりゃそうですよね!

<116,500円÷20本=5,825円>

これがソフト1本あたりの仕入原価となるのです。

いかがですか?

このソフトを6,000円で売ったらどうなります?

そう! 1本あたり175円の利益となりますね。

20本では3,500円の儲けがっ!

 

 

 

ショップがヤフオクに出品する場合は、このようにして仕入原価を少なくする工夫をしているのです。

今回お話しした内容は、実は非常に重要です。

それでは次回、今回の内容を元にして会計学を考えてみましょう!

 

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2009年3月 4日

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