思考を超えた節税で企業の可処分所得の最大化を目指す:安藤税務会計事務所

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グレーゾーンってなんだ?

あー、久しぶりのブログ更新です。

今日は【グレーゾーン】について、わたしの考え方を書いてみようと思います。

 

【グレーゾーン】というのは、税法に照らした場合に白黒がはっきりしない分野を指します。

税務調査の話で、よく『見解の相違』なんて言葉を聞いたことありませんか?

これがいわゆる【グレーゾーン】の話です。

 

でもね、実は【グレーゾーン】ってのは、みんなが考えているほど多くはないんですよ。

世間で聞く【グレーゾーン】だという話の9割は、実は真っ黒なんです。

そう、真っ黒ってのは脱税って事。

脱税とまではいかなくても、思いこみや勘違いって事です。

 

つまりは自分の思いこみや勘違いを【グレーゾーン】だと言ってるだけに過ぎないんです。

だってそうでしょ?

税法って複雑怪奇じゃないですか。

これほど複雑に枝分かれした税法に、それほど曖昧な部分が多いこと自体がおかしいとは思いませんか?

おかしいでしょ?だからそんな事はないんです。

 

「でも、税務調査で修正申告した時に、税理士さんがそう言いましたけど?」

そうなんですよねぇ。税理士ってそう言うんです。

税理士って税務調査で否認されたら、自分の責任になることをおそれて、なんでも『見解の相違』って事ににしちゃうんですよ。

 

3年に1回程度は必ず周期的に税務調査に来る企業で、調査の度ごとに『見解の相違』があるようならば要注意です。

それって『見解の相違』じゃない事が多いからです。

税務調査に来る度ごとに思いこみや勘違いがあるからこそ、周期的に来るって考えた方が自然でしょ?

本来の『見解の相違』であれば1~2回の税務調査で無くなるはずです。

そうなると、ほとんど税務調査に来なくなることもたくさんあるんですよ。

だってそうでしょ?

調査しても間違いがないところであれば行く必要ありませんからね。

数回実績が出来ると来なくなりますよ。

 

【グレーゾーン】なんかを気にするんじゃなくて、自社の業績を上げることを気にして下さいねっ!

 

 

2007年10月29日