トップページ > 会計実学 > 儲けの感覚をつかめるようになろう!
儲けの感覚をつかめるようになろう!
利益が出ているかどうかの感覚って、皆さんわかりますか?
試算表や決算書を見ずに感じ取れますか?
もちろん自分の会社のことですよ。
何も見ずに、他人の会社の業績なんてわかるはずがありませんから。
年配の社長って、この感覚に優れている人が多いように感じます。
悪い言い方をすれば「どんぶり勘定」っていうんですけど、それでも利益や資金の感覚には優れた経営者が多いようです。
最近の若い経営者は、この感覚が鈍ってきているように感じます。
会社が思いっきり赤字なのに黒字であると錯覚するとか、ひと月に必要な資金量を読み違えるとか。
一番不思議なのは、どんどん資金繰りが悪化しているにもかかわらず黒字が出ていると勘違いする経営者がいるって事です。
もちろん資金の流れと利益とは一致するとは限りません。
一致しないことの方が多いくらいです。
ですから黒字であっても資金繰りが順調であるとは限らないんです。
しかしっ!
どんどん資金繰りが悪化しているならば
黒字であることはほとんどありませんっ!
経常的に資金繰りが悪い場合は黒字であることも多いのですが、以前はそうでもなかったものがどんどん悪化しているのであればまず間違いなく赤字です。
このような感覚を何も見ずにつかみ取れるようになれば、経営のセンスが磨かれます。
「そんなこと言ったって、それって難しいでしょ?」
もちろん簡単じゃありません。
が、不可能でもないんです。
訓練次第では、誰でも身につけることが出来ると思います。
それでは、どうすれば身につくんでしょうか?
それは次回に詳しくお話ししましょう。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2008年6月30日