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同業他社比較なんて意味がない!

 

昨日のエントリーで、そもそも決算書が会計基準に準拠していないから、それが前提となっている経営分析は意味がないという話をしました。

これを読んでいる方の中には、「えっ、うちはそんなこと無いよっ!」という方もいらっしゃるでしょう。

そりゃそうですよ。

だから「8割以上が該当する」って言ったでしょ?

2割くらいはきちんとやってるところがあるんです。

 

でもね・・・。

ということは自分のところは完璧でも、他の8割は会計基準に準拠していないということですよね?

ここに大きな問題が隠れていることに気づいていますか?

それは

 

 

 

同業他社比較はもっと意味がない!

 

 

 

ということなんですよ。

よく聞きませんか?

「これが同業他社との比較です。御社の場合流動比率が他社と比べて・・・」

なんて説明、聞いたことありませんか?

こういった同業他社との比較データをたくさん持っているところがあります。

そしてこのデータを用いて経営分析や同業他社比較をやってるんですね。

 

 

 

これ本当に意味ありませんから!

 

 

 

どうして意味がないか、もうわかりますよね?

そうです、その同業他社の8割は会計基準に準拠した決算書じゃないからなんですよ。

そんなものがベースとなった経営指標に何の意味があるんでしょうか?

ありませんよね?

 

また仮にその係数に意味があったとしたところで、他人と比較して一喜一憂してどうするんですか?

もし仮に他人より勝っているところがあったとして、それがなんだというんですか?

その部分についてはもう努力しないでもいいって事ですか?

だいたい会計に弱い人が多いから、そこにつけ込まれちゃうんですけどね。

 

そんな他人との比較している暇があったら、自社の過去5期比較や月推移年計グラフで分析している方がずっとましです。

あるいは超地域密着マーケターさんのように、綿密な営業戦略を練る方がどれほど素晴らしいことか!

本当はこういうことを本気でやるべきなんですよ。

 

あと勝ち組になりたかったらやって欲しいことがもう一つあります。

それはまた明日のお楽しみっ!

 

 

 

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2007年7月 4日