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経営はアルファでありオメガである
みなさんあけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
毎年なにが写っているのかわかりにくいと評判の年賀状ですが、今年のものはわかりやすいと思います。
蝉の抜け殻ですね。
夏の風物詩である蟬の脱け殻をなぜ年賀状に?
とお感じの方も多いのではないでしょうか。
年賀状の一番下にこんな一文があります。
I am Alpha and Omega, the biginning and the end, the first and the last.
(わたしはアルファでありオメガである。始まりであり終わりである。最初であり、最後である。)
これはヨハネの黙示録からの抜粋です。この引用に謎が隠されています。
財務会計の世界では、ある一つの目的に向かってすべてが定められています。
それがその事業年度の経営成績と財政状態の報告です。
一年間の経営成績の報告に損益計算書を用い、その結果決算日現在にどのような財政状態にあるかを貸借対照表で表現します。そして多くの人がこれを「決算書」と呼んで最終目的物と考えています。

蟬の脱け殻は最終目的物(オメガ・終わり・最後)なのでしょうか。
確かに抜け殻である限りはそうなのかもしれませんが、同時に成虫としての蝉の始まり(アルファ・始まり・最初)でもあります。
いま目の前にある事柄が結果だと見えているかもしれませんが、実はそれが次の始まりであることは多くのことにも当てはまるでしょう。
会計も同じです。多くの人は「決算書」を最終目的物であると考えていますが、そうではありません。
「決算書」とりわけ「貸借対照表」はアルファであるオメガであるものです。
貸借対照表とは決算日現在の財政状態(資産と負債・純資産のバランス)を表しているものです。
と同時に次年度のスタートを表してもいます。
まさにアルファでありオメガです。
事業計画の考え方は、これが最も重要です。
今あなたの目の前にある現状がアルファです。
アルファからスタートして事業目的(オメガ)にたどり着くための計画が事業計画となります。
そしてその事業目的(オメガ)が次のアルファとなる。
一年の計は元旦にあり。今年はぜひ経営はアルファでありオメガであることを意識してみてください。
2012年1月 1日




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