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<規律には厳しく!>馬から学んだボスの力〜その1
<規律には厳しく>
馬にとって、ボスとは外敵から群れを守る存在です。
群れ全体を守るために規律には非常に厳しいのです。
特にボスは絶対です。
ボスの指示に従えなければ、即座に群れから追放されます。
群れ全体を守るため、ボスに情け容赦はありません。
群れを追いやられた若馬は、すぐにボスに降参の印を出します。
「すみません、ちょっとふざけただけですよ」
人間だったら、そう言うところでしょう。
しかしボスは絶対に許しません。
なぜでしょう?
この若馬の行動を真似る馬が出てきたら困るという理由もあるのでしょうが、そもそもこの若馬がボスの指示に従わなかったことが大問題なのです。
これについてはまた別の機会に詳しく書きますが、ボスは他の馬の小さな反抗を絶対に見逃しません。
これを許したならば、必ず次はもっと大きな反抗になって返ってくるからです。
ですからボスは徹底してこの若馬を群れから追い払おうとします。
こうなると困るのは若馬の方です。
馬は一頭では生きていくことが出来ません。
つまり群れを追われるということは、死を意味するのです
何とかして群れに戻ろうとする若馬を、ボスは徹底して追い払おうとします。
そして、この若馬が真剣に死を意識し、ボスに絶対的な忠誠を誓おうと心に決めた頃を見計らって、ボスはやっとこの若馬を許します。
九死に一生を得た若馬は、二度とボスに逆らおうとはしません。
なぜこれほどまでしなければならないのでしょう?
群れ全体の安全を守るため
これがその理由です。
ここで若馬を甘やかすのは、確かに簡単です。
しかしそれは群れ全体のためにならないのです。
ボスは個々の満足よりも群れの全体最適化を優先します。
一頭でも多くの仲間を守るためには、規律には厳しくしなければならないのです。
このようにボスとして必要とされるものには規律に厳しいことが挙げられます。
みんなが快適に仕事をこなせる環境を提供することがボスの役割ですから、全体最適化を目指すためには、最低限守らせなければならない規律が存在します。
そしてそれを逸脱する者には、断固とした態度で厳しく接しなければならないのです。
これは非常に面倒なことです。
こんな面倒なこと、誰もやりたくはないでしょう。
しかし、本気で部下を良くしたいと考えるのならば、そこには面倒さを超越する愛情が必要となります。
他人の指導には愛情が必要であると言われるのは、この面倒さ故なのです。
面倒だけどその人のためを思って、あえて厳しくすることが、ボスには求められるのです。
しかし、頭ではわかっていてもなかなか心で理解できない人がいるのも事実です。
なぜならば、本当にそれが出来るのならば、その人は教育者となっているでしょう。
「そんな甘いことを言っていたら、時代のスピードに遅れてしまう」と考える方も多いでしょう。
だったらその人はボスにはなりきれないのかといえば、そうではありません。
いずれそうなれればいいと考えてください。
ボスへの道を上りはじめたばかりの人に、はじめから完璧を求めても難しいですから。
大切なのは全体最適化です。
個々人の満足が全体の利益を損なうならば、そこは毅然とした態度で臨まなければなりません。
こうなると次のような問題が出てきます。
彼はマイペースで困るんだけど、成績はトップだからなぁ。
つまり、一人のパフォーマンスをのばすことが全体最適化につながるように見えるケースです。
これは一時的には全体のパフォーマンスが上がりますが、長期的には最悪のケースにつながります。
一人に依存することは、あらゆるケースで避けるべきです。
この場合、成績トップの人をいかに全体のために使うかがボスの力の見せ所ですね。
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2010年03月30日
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