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No.2になるための最初の試練

 

企業では、通常平社員からスタートします。

そして少しずつ仕事を覚えていくわけですが、いずれ人の上に立つときが来ます。

それはもしかしたら、主任に抜擢される時かもしれません。

あるいは、後輩が入社してくる時かもしれません。

いずれにせよ、いつまでも一番下っ端で居続けることは滅多にないことでしょう。

これがNo.2になるための最初の試練の時です。

 

 

自分が誰かの上に立つということは、間違いなく自分の役割の中に人を育てるということが増えることを意味します。

多くの人がここで人を育てる難しさにぶち当たりますが、これを乗り越えることが出来なければNo.2となることは出来ません。

その人は永遠の平社員となるでしょう。

 

 

ここで人は多くの場合、間違いを犯してしまいます。

その間違いとは

 

 

 

いきなり人をマネジメントしようとしてしまう

 

 

 

のです。

今だからこそわかりますが、わたしもそうでした。

実はわたしもその昔、とんでもない過ちを体験したのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

「安藤君、今日から主任やってくれるか?」

突然そういわれて、はじめは何のことだかわかりませんでした。

主任って何をすれば良いんだろう?

わたしははじめ、どうすればいいか悩みました。

若干23歳の若造が、いきなり自分の母親ぐらいの人の上司となったのですから。

わたしが22歳ではじめて社会に出たとき、その女性はわたしの先輩だったのです。

いきなり自分の先輩であり、母親ぐらいの年齢の人の上司となれといわれても、23歳の若輩者には荷が重すぎました。

 

当時わたしは片っ端から「人の使い方」の本を読みあさりました。

いろんな先輩たちに話を聞きました。

自分の担当先である企業の社長にも、教えを請いました。

いろんなことを教えていただきました。

多くのことを学びました。

わたしはそれらを全部身につけたと思いました。

その知識を使ってその女性をマネジメントしようとしましたが、なぜかうまくいきませんでした。

 

わたしの方が後輩でしたが、仕事はわたしの方が出来ました。

少しでもその女性に仕事を覚えて欲しいと考えて、わたしは一生懸命に教えようとしました。

しかし、いっこうにその女性は仕事を覚えようとはしてくれませんでした。

それどころか、わたしが何か言うたびに鬱陶しそうにするのです。

その当時、わたしはまだ若くて血の気が多い方でしたから、その女性の言動に無性に腹が立って仕方がありませんでした。

こうなるともう収拾がつきません。

結局最後までその女性はわたしを上司だとは認めずに、辞めていってしまいました。

わたしのどこが悪かったのでしょうか?

それともわたしは悪くなかったのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

馬は群れをなす生き物です。

なぜ馬は群れをなすのでしょうか?

答えは簡単ですね、自分たちを肉食動物から守るためです。

群れということは集団だということです。

集団には必ずボスが存在します。

ボスとはその群れを、命を賭して守る存在です。

 

 

 

彼女はわたしをボスとして認めていなかったのです。

 

 

 

人は誰かからマネジメントされるときには、その人をボスだと認めることになります。

逆に言えば、その人をボスだと認めなければマネジメントされる気にもならないということです。

ここにNo.2になれるかどうかの登竜門が存在します。

つまり、No.2になるための最初の試練は

 

 

 

部下となる人にボスとして認めてもらえるか?

 

 

 

ということなのです。

 

 

それではボスとして認めてもらうためには、何が必要なのでしょうか?

自分なりにはいろいろと考えてきましたが、今ひとつ決め手に欠けていました。

しかしずっと曖昧だったこの答えも、馬が教えてくれたのです。

 

 

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2010年03月18日

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