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ウエスタン安藤流 【鏡の法則】~その2

 

ハウディッ!

俺はウエスタン安藤、日本で唯一のカウボーイ税理士さ。

今回は【損益計算書は社員を映す鏡】ということで書いてみよう。

 

前回は『貸借対照表は社長の性格を映す鏡』だと書いたんだけど、これは判ってもらえたかな?

企業がお金を調達してくる方法は社員が決めることは出来ないんだ。

やはり代表者がこれを決めることになるんだな。

銀行融資を受けるのか、社債を発行するのか、株式を発行して資金を集めるのかは経営者の判断で決まるからなんだ。

そしてその調達した資金を何に使うかも経営者の判断で決まる。

ということで、『貸借対照表は社長の性格を映す鏡』だということができるんだったよな。

 

今回は【損益計算書は社員を映す鏡】ということなんだけど、これはどういうことなんだろう?

損益計算書に計上されるものは、『売上』などの収益と『仕入』や『外注費』・『通信費』・『交通費』などの費用なんだ。

それじゃまず始めに収益から見ていこう。

 

『売上』などの収益は社長が左右できるだろうか?

そりゃあ社長の営業力だけで成り立っているような企業だったら社長が左右できるだろうけど、普通は違うよな?

営業担当の社員次第で大きく変わっちまうんだ。

営業ががんばって大きな受注を獲得できれば売上は大きくUPするだろうし、逆にがんばったけれども結果に繋がらなかった場合は売上はDOWNするんだ。

つまり収益は社員の影響を大きく受けることになるんだ。

 

それじゃ費用はどうなんだろう?

費用は大きく2種類に分かれるんだ。

ひとつは固定費・もう一つは変動費

固定費ってのは『その金額が売上に連動しない費用』のことであり、変動費ってのは『売上に連動して金額が変動する費用』のことを言うんだ。

勘の鋭い人ならもう判ったと思うんだけど、固定費ってのは誰の影響も受けないんだ。

それに対して変動費は売上に連動するんだから、やはりこれは社員の影響を受けることになるんだな。

例えば通信費一つとってもそう。

電話によるアポ取りってやるだろ?

これはアポが取れるかどうかはその社員の力量次第で大きく変わるんだ。

下手な社員は電話代ばかりかかってアポが取れるのはほとんど無い。

交通費だってそう。

トークの下手な営業が出張旅費を使って営業に出ても成約に繋がる確率は低いんだ。

このように、費用も社員に大きく影響を受けることになるだろ?

 

会計上では、損益計算書は【経営成績を表すもの】とされているんだ。

大きな意味での経営成績とは、もちろん社長などの経営者の裁量に寄るものとなるだろうけど、いくら経営陣が努力しても社員がついてこなければ経営成績は向上しないんだ。

このことから、俺は【損益計算書は社員を映す鏡】だっていうのさ。

 

 

損益計算書を見れば、社員が上手く動いているかどうかもよく見えてくる。

売上に比して給料が多額であれば、どこかに歪みが来ていることが多いんだ。

また売上に比して交際費が多いような会社は、本質は社長の無駄遣いが原因なんだけど、実は社員はこんな社長の姿をよく見てるんだな。

『俺たちの稼いだ金を無駄遣いしやがって!』って思うんだ。

こんな企業の社員はやる気のない連中が多いぜ。

そりゃあそうだろう、自分たちがいくらがんばっても社長の交際費に消えっちまうんだからな。

がんばり甲斐がないってもんだ。

ここで社長が勘違いしがちなことが一つあるんだ。

『それだったら社員と一緒に行けばいいじゃないか。』と考えて、社員と飲み歩く社長。

これって社員からすれば無駄遣いと一緒なんだぜ!

今は昔とは違って、アトラクションが多様化してるだろ?

昔のように飲みに行くことくらいしかなかった時代とは違うんだ。

慰安旅行が減ってきている原因も、実はここにあるんだぜ。

つまり、社長の一存で決めた慰安会じゃ社員は慰安されねぇって事なんだ。

これらも全て損益計算書状に表れてくるのさ。

えっ、どこにって?

もちろん福利厚生費にさ。

福利厚生費が増えているにも関わらず売上が伸びないってのは、社員がYESと言っていないことに他ならねぇだろ?

 

きをつけなよ!

損益計算書を従来通りの見方しかしていなければ、その裏に隠された重要なメッセージを見落とすことになるんだぜ。

 

 

 

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2007年5月 4日

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