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無料サービスの功罪

 

良くこんな言葉を耳にします。

 

 

 

これはサービスしておきますね。

 

 

 

言われた方は、「ありがとうございます。」と答えます。

それでは、このときのそれぞれの心理状態はどうなっているでしょうか。

お店としては、『本当はサービスしたくないんだけど、また来て欲しいから・・・。』と考えていますね。

ここの『また来て欲しいから・・・』ということから、お店側では広告宣伝費のつもりでいることが多いかと思います。

 

それじゃ、お客様の側からすればどうでしょう?

あなたがお客様だったとして、『これはサービスしておきますね』と言われたときのことを思い出してみてください。

その瞬間はもちろん『ありがとうございます』と答えますが、内心『別に大したものを貰ったわけでもない』とか『どうせ安いものなんだろう』と考えませんか?

それ以前に、何も考えないことの方が多いかもしれませんね。

 

 

つまり、無料サービスをしたところでお客様は何も感じていない事が多いのです。

 

 

例えば町で配っているティッシュ、あれはどうですか?

ティッシュの裏についている広告を見たことがありますか?

ほとんど無いでしょう?

また、ホテルに宿泊したときのウエルカムドリンクはいかがですか?

出て当たり前だと思っていませんか?

 

今のお客様は無料サービスに慣れすぎてしまっているのです。

ということは、中途半端なサービスであれば逆に『なんてケチなんだろう』と思う人も少なくないということなんですね。

私は実際に『もっとええもんくれたらええのに』という言葉を聞いたことが何度もあります。

お客様が本気で喜んでくれるほどの無料サービスを提供できないならば、逆にやめてしまった方がいいこともあるのです。

そんなこと考えるだけ時間とお金の無駄に過ぎませんから。

 

また無料サービスって案外難しいのです。

一度始めたら、やめることが出来なくなります。

やめたら最後、『なんや、こないだまでタダやったのに・・・』なんて言われかねません。

 

使い方によってはよい宣伝効果をもたらしますが、一歩間違えれば逆効果になるという、諸刃の剣のようなものなのです。

 

もしご自分のところでも無料サービスをやってみようと考えたならば、一歩下がって冷静になってみて下さい。

あなた自身がお客様だったとして、お店でそれをやってもらってどう感じるか?

それによってまたそのお店に行こうという動機付けになるのかどうか。

贔屓目でなく、ちょっと斜に構えて考えてみてください。

それくらいで、実はちょうど良かったりするんですよ。

 

 

 

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2007年4月17日

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