自信があるなら隠すな!
さていきなり喧嘩でも売っているかのような書き出し(笑)ですが、何のことだかわかり・・・・ませんよね。
実はこれ、税務調査に入られにくい決算書の作り方なのです。
これから書くことは、非常に当たり前のことばかりです。
しかし、実際この方法でやっている僕の事務所は【税務調査はほとんどありません。】
「そんなこといって、赤字法人ばっかりだからだろ。」ですって?
いいえ、とんでもない。
きっちりと利益を計上している会社がたくさんあります。
それでは、僕はどうやっているのか?
税務署に提出することを前提とし、全く隠し事のない決算書を作っている
これだけです。
例えば
仮払金・・・・ありません。
仮受金・・・・ありません。
内訳書のない科目・・・・ありません。
売掛金・買掛金の内訳書・・・・1円まで全ての取引先をリストアップし、会社名・所在地を正確に記入しています。
車両売却損益・・・・売価と減価償却累計額を開示し、数値の根拠を明確にしています。
仮払金や仮受金などを適当な科目(売掛金・有価証券・借入金など)に含めて誤魔化すことなんかも、もちろんしていません。
(↑こういうことをやっているところは結構多いんですよ(笑))
このような部分を不明瞭なままにしていませんか?
不明瞭だから、ここを見るために税務調査にくるのです。
内容の判らないものは是認できないことくらい判りますよね。
また、財務諸表論を勉強して間もない方などは、「『一括償却資産』という勘定科目はおかしい!」などといいます。
企業会計原則などには「一括償却資産」などという概念はない。「工具器具備品」として表示すべきだというのが、彼ら彼女らの意見です。
どうしておかしいのでしょうか?
会計学には『単一性の原則』といわれるものがあります。
『大本の帳簿が同じであれば、決算書は提出する相手にあわせて変えてもかまわない。』というものです。
つまり、銀行に提出するときには【銀行に分かりやすいように】・税務署に提出するときには【税務署に分かりやすいように】表示することは認められていることなのです。
この表現、どこかで見たことがありませんか?
相手のことを考えて作成する。
そうです。
ホスピタリティです。
現在、ホスピタリティというと流行りもののように捉えられており、ともすると接客応対の部分にとらわれがちだと思います。
しかし、真のホスピタリティとは単に【おもてなしの心】ではなくて、【相手を思いやる心】です。
見る人にとって、一番理解しやすい形で表現してあげることが最高の方法だとは思いませんか?
全てを包み隠さずオープンに、そして見る人が最も理解しやすい形で。
これが僕の決算書作成におけるポイントです。
2006年6月27日




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