21世紀型経営を目指す
20世紀は波乱の時代でした。
戦争が終わって、「アメリカに追いつけ追い越せ」をスローガンに国全体が
一致団結して日本の再建に挑んできました。
標語として「モーレツ社員」や「団塊の世代」などに代表される「仕事一筋」
がイメージされるものが生まれました。
また高度経済成長期でもあり、人々は一刻一秒を惜しんで仕事に励んで
きました。
2007年から2010年にかけてその団塊の世代が定年を迎えることは皆
さんご存じだと思います。
ここにきて、この団塊の世代の「モーレツ社員」であった人たちがどのよう
に感じているか、ご存じですか?
自分は一生懸命働いてきた。その結果として確かに家や車、その他の物
質的なものはたくさん手にしてきた。幾ばくかの蓄えもある。
しかし、【俺の一生ってなんだったんだろう?】
定年を間近に迎えて、特に趣味といえるものはゴルフくらいのもの。
ずっと働きづめだったおかげで、娘や息子のことなど全然理解できない。
自分の妻でさえ、いまではただの同居人に過ぎなくなってしまった。
はたして、俺のやってきたことは本当に正しかったのだろうか?
20世紀型の経営は、こうした方々の物欲を満たすことが目的で良かった
のです。
しかし、21世紀型の経営は少し変わってきています。
人々は、物が手許にあってもそれが必ずしも心の安泰には結びつかない
ことに気づき始めているのです。
最近【ホスピタリティ】という言葉をあちこちで見かけるようになりましたが、
これこそその裏付けとなる事実でしょう。
21世紀型の経営は、人に心の平安を与えることができるかどうかがポ
イントとなるでしょう。
2006年4月18日




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